研究内容を紹介します！生命の神秘、自然のすごさに原子のレベルで迫ります。

研究概要

　私たちは、体の中あるいは自然の中で起こる生命現象の主役となっている興味深いタンパク質の立体的な姿（構造）を原子一つ一つが見える解像度で解明し、その機能との相関を明らかにすることによって生命の神秘を解明していくことに挑んでいます。タンパク質の構造と機能の相関が解明されれば、そのタンパク質の異常が原因となる病気の治療薬になったり、また、環境の保全に関わるような人工的なシステムを構築できるようになったりします。

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作成中！（仮）

現在、取り組んでいる主なテーマは
○　毛髪キューティクル細胞内で起こる不思議な化学変化に関わるタンパク質群達の興味深い現象の原子レベルでの解明（関連タンパク質：S100A3, PAD1, PAD3, 他、キーワード：翻訳後修飾、基質認識）

○　光合成色素（の一つ）”フィコシアノビリン”が合成される反応中の水素原子が運ばれていく様子を可視化する（関連タンパク質：PcyA, RcaE, フィコシアノビリン、フェレドキシン、キーワード：中性子、プロトン）

○　DNAがダメージを受けた時に修復するタンパク質の立体構造とその阻害剤の開発（キーワード：放射線ダメージ、DNA損傷）

○　緑膿菌の酸素運搬タンパク質マイクロヘムエリスリンの酸素結合機構を解明し、新しい抗菌薬の設計をめざす　（キーワード：マイクロヘムエリスリン、ヒドロペルオキソ、酸素結合、水素原子）

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